ジョセフ・マーフィー博士が,“最晩年”に書いた,
「マーフィー あなたの夢はきっとかなう」
きこ書房,2005年。
原題は,“Within You Is the Power”)
という本を何度も繰り返し読んでいるうちに,私は,マーフィー博士が説いた理論の“大切さ”を理解する上で,たいへん重要な「キーワード」があることに気づいた。
そのことが分からないと,私たちが,なぜ,神の永遠の真実について深く「瞑想(黙想)」したり(上記の本の第5章),「祈る」ことによって,“常に”神の「秘密の場所(園)」(聖書の詩編91編)に住み,全能者の「陰」(71,168,205,225ページ)に隠れなさいと言われてるのか,また,私たちが“毎日”取り入れる「(精神的な)食物(断食)」(第8章)や「(精神的な)結婚」(第9章)の大切さも,よく分からない。
その,大切な「キーワード」とは,
『大衆の心』
という言葉である。
(上記の本の中では,この言葉は,69,70,71,106, 142,197,200,225ページなどに出てくる。)
それは,精神医学者のカール・ユングが,
「集合的無意識」
と呼んだのと同じものである。
マーフィー博士はまた,それを,「民族意識」や「死者の思想」(57ページ)という別の言葉で,また,聖書の中に出てくる表現では,
「雑草(毒麦)」(マタイ13章; 225ページ)
「汚れた動物」(申命記14章; 197ページ)
「遊女」(箴言7章; 211,215ページ)
などという言葉で表現している。
では,『大衆の心』とは,具体的に,何を表わすのだろうか。
そのことをよく理解するために,マーフィー博士の本から引用してみる。
続く
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