「疲れた心に強い翼を! -You are loved-あなたは愛されている」のサイトマップ


このサイトの目的

- 「疲れた心に強い翼を!」(1999年-)に書いてあったもの -




: 当時は,ル・クプルの「ひだまりの詩」(midi)を,この記事のBGMにしていました。
可能ならば,このBGMをかけながら,お読みください








今から数年前のある日の夕方のこと,私は,車で自宅に向かっていました。しかし,その日はなぜか,いつもより車が渋滞していました。ちっとも前に進まないのです。

それで私は,進路を変え,別の道で帰るこ とにしました。その結果,私は,なぜその道が渋滞しているのか,その「原因」が分かりました。

踏切で,電車が止まっていたのです。踏切が鳴ったままで,なにやら,野次馬がいっぱいいて,嫌な予感がし,私はその踏切に近づくこともなく,別のルートで家路につきました。


次の日,新聞の朝刊を見て,その踏切でいったい何が起きていたのかを知ることができました。
若い女性が踏切に飛び込んだのです。彼女の年齢は,「十九歳」と書いてありました。

その近所の主婦たちの言うことには,彼女は,ずっと

何時間も踏切の前で座っていた

そうです。

その間,何度も行き交う電車を見ながら,彼女はいったい何を思っていたのでしょうか。それを思うと,私は今でも,胸が張り裂けそうになるのです。

彼女の,踏切の前で何時間も座っているというその様子を見ながら,いったいどうして,誰も,彼女に声をかけてあげなかったのでしょうか。

一言,「どうしたの?」と彼女に声をかけてあげる人が一人でもいたら,もしかしたら,彼女の命は助かっていたのではないか。
そう,私は思うのです。

そして,もしかしたら,彼女も,本当は,心の中では,そんな人が現れて,自分に声をかけてくれるのを待っていた」のではないでしょうか。だからこそ,「何時間も」そんなところにいたのではないのか。
そんな気がするのです。

しかし,残念なことに,誰も彼女に声をかけてあげる人もなく,彼女は,一人さびしく死んでいきました。

彼女の体は,電車の幾つもの車輪にひかれて「バラバラ」になり,いろんなところに飛び散っていたそうです。

せっかく生まれてきた貴重な命が,まだ若く,可能性のある命が,この世から姿を消してしまいました。


彼女は,なぜ,自殺してしまったのでしょうか。
失恋? あるいは,そうかもしれない。彼女は,十九歳で若かったから,きっと,そういう悩みもあったに違いない。
あるいは,違うことで悩んでいたのかもしれない。

今となっては,彼女に聞くこともできません。しかし,きっと,人には言えない悩みをかかえ,一人で苦しんでいたのではないでしょうか。かわいそうに・・・。


私は,その悲しい出来事以来,自分も含め,世の中には他にも,何かのことで深く悩み,傷ついている人たちがまだいるかもしれない。いつか,そういう人たちを励ましてあげられたらいいな,ってずっと思っていました。

このサイトは,そうした「傷ついた心」を持っている人に,

」と「自尊心

を与え,生きる勇気と希望を与えることを“主な”目的としております。

多くの場合,そのような「傷ついた心」を持っている人は,自分は誰からも愛されておらず,何の価値もない人間であると感じています。

そのため,彼らは,自分に対する自信というものをまったく失ってしまい,生きていくために最低限必要な,自分の

存在価値

というものさえ認めることができなくなってしまっています。

このような人たちに,私は,「」と「自尊心」を与えてあげたいのです。

私がここで言う「」とは,

あなたは神から 愛されている

ということであり,

自尊心」とは,

あなたは神の目に 価値がある

ということです。

あなたが,自分が

神から愛され価値のある人間である

ことに「気づいて」くださること

これが私の願いです。

そうです。

You are loved
あなたは愛されている

ということに・・・。




夕日の沈む海を背景に、浜辺で自分の子(赤ちゃん)に高い高いをしてあげる父親の写真

「あなたがたはまた荒野で,あなたの神,主が,
人のその子を抱くように,あなたを抱かれる のを見た。
あなたがたが,この所に来るまで,
その道すがら,いつもそうであった 』。」


申命記 1:31
[口語訳聖書]



























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