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- 古代日本人は,ヘブライ語[ヘブル語]を知っていた!? -
日本語(カタカナ,片仮名)で「コカコーラ」と書けば,ユダヤ人が読める不思議
ヘブライ語[ヘブル語]の「子音字」は,全部で22文字ある。↓
今日のイスラエルでも用いられている このヘブライ語アルファベットの形は,「方形文字」と呼ばれている。
「古代ヘブライ文字」から,この「方形文字」への変化は,おそらく,ユダヤ人がバビロンに流刑にされていた期間に生じたものと考えられている。その間,ユダヤ人たちは,紀元前八世紀以来アッシリアやバビロニアの商業生活で用いられていた「アラム文字」を使っていたと思われる。
そして,ユダヤ人が,バビロンにおける流刑から解放されて故国に帰還した後(捕囚期後の時代),彼らは,バビロンで習得したその「アラム文字」(アラム語の文字)を持ち帰り,その「方形文字を使う新しい書体」(「アラム文字」から漸次発展して生まれたもの)を取り入れた。
あるユダヤ教の伝承によれば,このヘブライ語のこの「新しい書体」(方形文字)は,エズラ(旧約聖書の「歴代第一」「歴代第二」「エズラ記」の筆者)が「紀元前430年頃」に導入した,と伝えている。
このようなわけで,ヘブライ語のこの文字(方形文字)は,その“起源”によって,しばしば「アッシリア文字」,あるいは,「アラム文字」とも呼ばれている。
そして,この「方形文字」が,イエス・キリストの時代(西暦一世紀)に,一般に用いられていたようである。
イエス・キリストは,有名な「山上の垂訓」の話の中で,次のように言われたからである。
「あなた方に真実に言いますが,律法から最も小さな文字(ギリシャ語“ιωτα”「イオータ」)一つまたは文字の一画が消え去って,[記された]すべてのことが起きないよりは,むしろ天地の消え去るほうが先なのです。」
-マタイ5:18。[新世界訳聖書]
(丸かっこ内の説明は,possibleによる挿入。 「最も小さな文字」と訳されているギリシャ語「イオータ」のストロングナンバーは,「2503」。マタイ5章18節のギリシャ語本文。)
ここでイエス・キリストが言われた「最も小さな文字」とは,ギリシャ語本文では,ギリシャ語アルファベットの「イオータ」のことであるが,実際には,ヘブライ語アルファベットの10番目の文字「ヨード」(Y)を指している。
そして,文字の「一画」というのは,ヘブライ語の「方形文字」の小突起,すなわち,「ダーレト」の角の部分や,「レーシュ」の丸みをおびた角のことを指している。そのような「角」のごく小さな差で「まったく別の文字」に変わってしまったり,単語なら意味も違ってきてしまうのである。
このイエス・キリストの話は,ヘブライ語の「方形文字」の形を考慮する時に初めて,よく理解できるのである。
(注:
しかし,エルンスト・ヴュルトヴァインによれば,西暦一世紀には,この「方形文字」だけでなく,「古代ヘブライ文字」も知られていたようである。
「古ヘブル文字から方形文字へ移行したのは,紀元前四世紀から紀元前二世紀にかけてであったが,それ以上の正確な時期を示すことはできそうにない。確かなことは,かなり長期にわたって古ヘブル文字も方形文字とともに知られていたことである。例えば,バル・コクバの反乱の時期(紀元132-135年)の貨幣にもまだ古ヘブル文字が記されている。また,死海沿岸の洞穴で発見されたテキストの中には古ヘブル文字で記されたものもある。・・・ミシュナーのバビロニア・タルムード中のユダヤ教の伝承によれば,紀元一~二世紀になっても古ヘブル文字で記された様々の聖書の写本があったことが分かる。」
エルンスト・ヴュルトヴァイン著「旧約聖書の本文研究―『ビブリア・ヘブライカ』入門」日本基督教団出版局,1997年。20ページ。)
さて,「ヘブライ語」[ヘブル語]というのは,ご存じのとおり,聖書の中の,一般に「旧約聖書」と呼ばれる部分が書かれた,古代イスラエル人が話していた言語のことである。
かつては死語となっていたが,20世紀になって,「現代ヘブライ語」(Modern Hebrew)として復活した。
(ヘブライ‐ご【ヘブライ語】とは,
「(Hebrew) ユダヤ民族によって用いられている言語。アフロ‐アジア語族中のセム語派西北セム語群の一。古代ヘブライ語は前9世紀~1世紀にパレスチナで用いられ,旧約聖書はこれで書かれた。ユダヤ人のバビロン捕囚以後,日常語としてのヘブライ語は衰退するが,1948年イスラエル建国とともに現代ヘブライ語として復活し,公用語に採用。綴りの方向は左進み。」
「広辞苑」第五版。岩波書店,1998年。)
このヘブライ語を話すイスラエルという国は,私たちの住む日本とは,地理的にも歴史的にも遠く離れており,ヘブライ語は,私たちが普段話している日本語と少しも「似通っている部分」がないので,あまり興味も湧かないかもしれない。
それで,ほんの少しだけ,「ヘブライ語の文字」(方形文字)と「日本語の文字」(カタカナ,ひらがな)との“不思議な関係”を考慮してみたいと思う。
まずは,日本ユダヤ教団のラビであった,マーヴィン・トケイヤー氏が,日本に初めて降り立った時(1968年)の話に耳を傾けてみよう。
トケイヤー氏は,空港(注: 「羽田空港」のこと。当時は国際空港だった)で,
コカ・コーラ |
と日本語(片仮名,カタカナ)で書いてある看板を見たそうである。
ここまでは,まあ普通の話であるが,その時のトケイヤー氏の感想が面白いのである。
トケイヤー氏は,
「あれ,私はヘブル語を読んでいるのだろうか」
と思ったそうなのである。
(月刊「レムナント」誌,2003年8月号(No.169)。レムナント出版発行。30ページ。 久保有政+ケン・ジョセフ著「聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史〈2〉―仏教・景教篇」徳間書店,2000年。174,175ページ。)
興味深くないだろうか。
ユダヤ教のラビ(教師)が,そう思ったというのである。
(注:
ラビ・M・トケイヤー氏は,1999年8月17日(火),東京の目黒(目黒文化会館の「新生の間」。東京・山手線 目黒駅東口より徒歩5分)において,久保有政氏による通訳/解説のもとに,「英語」で講演(日本ユダヤ文化交友会(JJCA)主催の「日本ユダヤ文化親善記念」で,「日本ユダヤ封印の古代史」基調講演。チケット代 3,000円。PM6:00 開場-PM9:00 閉場)を行ない,実際には,次のように述べていた。
(実は,私,possibleも,その会場で,トケイヤー氏の講演をじかに聞いていた一人である。私は,トケイヤー氏の「サイン」入りの本も買い求めた。)
「私が初めて日本にやって来て,当時の国際空港であった羽田空港に降り立ったときのことでした。日本の看板や標識を見ていると,漢字に混じって「かな」が書かれていましたが,「これはどうもヘブル語に似ているなあ」と思ったのです。たとえば看板に「コカ・コーラ」とカタカナで書かれていましたが,これなど,ヘブル語の文字で書いてもほとんど同じです。」
(月刊「レムナント」誌,2000年2月号(No.127)。レムナント出版発行。9ページ。))
しかし,「コカ・コーラ」という文字(カタカナ)が,本当にヘブライ語に見えたのだろうか。
ヘブライ語の文字(子音字)をまったく知らない方には「疑問」に思うだろうから,以下に,ヘブライ語の文字(楷書)で,「コカ・コーラ」という音を(「左から右」に。なお,本来のヘブライ語は,「右から左」に読む)表記してみる。
すると,こんな感じになる。↓
いかがだろうか。
あ・な・た・に・も・,このヘブライ語が,「コカコーラ」という日本語(カタカナ)に見えるだろうか?
なら,ユダヤ人であるマーヴィン・トケイヤー氏が,「あれ」と思った気持ちも理解できるのではないだろうか。
しかも,すごいと思うのは,このヘブライ語表記で,ちゃんと,「コカコーラ」と読めることである。
(久保有政+ケン・ジョセフ著「聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史〈2〉―仏教・景教篇」徳間書店,2000年。173ページ。)
(注:
一番に左の子音字から,「カフ」(KH),「コーフ」(Q),「カフ」(KH),「ワーウ」(W。ここでは母音として使われて,長母音の“oh”「オー」),「ラーメド」(L)で,ちゃんと,「KoQaKOLa」(コカコーラ)と読める。
なお,ヘブライ語は,本来,「子音字」“のみ”で表記し,「母音」は読む人が補足する。)
なお,一応,誤解のないように“正確な情報”も伝えておくが,「現代ヘブライ語」では“coca-cola”(コカ・コーラ)は,「右から左」に
と表記する。
このように,日本語の「コカコーラ」という文字とヘブライ語[ヘブル語]の文字は,実に,よく「似てる」ことが分かるのである。
しかし,実は,「コカコーラ」という文字だけでなく,その他にも,ヘブライ語の文字と「非常に似てる」文字が,日本語(カタカナ・ひらがな)にはたくさんあるのである。
(ヨセフ・アイデルバーグ著「大和民族はユダヤ人だった―出エジプトから日本への道」たま出版,1984年。128-129ページの間にある「ヘブライ語と日本語の文字対比表」を参照。 なお,この「対比表」は,久保有政+ケン・ジョセフ著「聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史〈2〉―仏教・景教篇」徳間書店,2000年。177ページに「転載」されている。 その他,ラビ・M・トケイヤー著「聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史―失われた10部族の謎」徳間書店,1999年。11ページ。ケン・ジョセフ Sr.&Jr.著「隠された十字架の国・日本―逆説の古代史」徳間書店,2000年。193ページなどの情報も参照。)
(注:
この記事では,お互いに,似てる「言葉」(単語)ではなく,似てる「文字」を主に考慮する。
しかし,たとえば,「タ行」だったら「タ行」の文字が,「マ行」だったら「マ行」の文字が対応している必要がある。単に,文字の「形」が似ているだけで,「発音がまったく違うもの」は,考慮に値しない。)
以下に,日本語(主に,カタカナ,片仮名)とその元になったといわれている漢字,および,フェニキア文字,ヘブライ文字(方形文字),ギリシャ文字を「対比」したものを載せてみる。
もちろん,この表をもって,日本語の文字(カタカナ,ひらがな)のすべてが 「ヘブライ語をもとにして作ってある」と言うつもりはない。あるものは,ただ,一つの可能性として提示してあるだけである。
(か‐な【仮名・仮字】とは,
「(カリナ(仮名)の音便カンナの約) 漢字から発生した,日本固有の音節文字。広義には万葉仮名・草仮名・平仮名・片仮名,狭義には後の2者をいう。万葉仮名は主に漢字の音訓で国語を写し,平仮名・片仮名は平安初期,万葉仮名をもとにできた。やまともじ。仮名文字。」
「広辞苑」第五版。岩波書店,1998年。)
だが,両者のその驚くべき「類似性」に,ぜひ,注目していただきたい。
それは,決して“無視”できる程度のものではない,と私は思う。
(注:
以下の「対比表」は,必ず,仮名の元になったと言われる「漢字」と比較してみていただきたい。
ヘブライ語やギリシャ語のみを見て判断しないでください。
たとえば,カタカナの「シ」や「ス」。これらは,絶対,「漢字からではない」と私個人は感じる。
カタカナ: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Katakana_origine.svg
ひらがな: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Hiragana_origin.svg )
警告! この表の中の特に,タ行全部(特に気に入ってるのは「た」「と」),マ行全部(特に気に入ってるのは「む」「め」「も」), ア行のアインを用いてる部分全部(特に気に入ってるのは「イ」),平仮名の「え」「す」「そ」「れ」「を」,片仮名の「ス」「ヌ」「ヲ」は, わ・た・し・possibleの・オリジナルのアイデアである。 まったくのオリジナルのため,ここに最初にアップした日付を記しておく。2007年10月9日-16日。 勝手に私のアイデアを「盗み」,本などに書いて「利益」(お金)を得てはならない。 その場合,「著作権侵害」にあたると判断させていただく。 ただし,著作権法で求められている「出所明示義務」を果たしているものは全て除く。 |
日 本 語 - ヘ ブ ラ イ 語 「対 比 表」 この表は,必ず,仮名の元になったと言われる漢字と「比較」して見ていただきたい。 ヘブライ語やギリシャ語のみを見て判断しないでください。 でなければ,「これはこの漢字からじゃないだろ」という感覚は起きない。 たとえば,あなたが,ひらがなの「き」というところを見たとする。 そして,ヘブライ語やギリシャ語の部分を見て,「こじつけだろ」と思ったとする。 では,「漢字」なら,どうか。 ひらがなの「き」は,「機」という漢字からできたのだという。 これも,同じ感覚で「こじつけだ」と思うか。 しかも,日本語で「き」と発音する漢字は,それだけではない。 「気」「着」「木」「期」「記」「来」「奇」「黄」「貴」「樹」「季」「器」「起」・・・etc。きりがない。 なぜ,あえて「機」という漢字を選択し,そこから文字を作ったのか,意味不明である。 単に,「き」という文字の「由来」を示すために, 多少なりとも似てる漢字を探して持ってきただけなのではないのか。 「き」と「機」では,あまり,似てないけども・・・。 また,ここに掲示したものは,すべて「楷書」であることに注意していただきたい。 その元になったと言われる「漢字」からさえ, 相当くずさなければ(極端な草書化),そのような文字にはならない。 この状況は,ヘブライ語とて同じである。 頭の中でヘブライ語を「くずして」描いてください。 |
|||||
日本語 カタカナ ひらがな |
仮名の元になった と言われる漢字 (注: カタカナの場合は, 漢字の一部分である。) |
フェニキア文字 | ヘブライ文字(方形文字) (注: ヘブライ語を表示するだけでは よく比較できないと思ったので, 仮名の元になったと言われる「漢字」 も,同じ場所に示した。そして,どちらが「元」なのか, ご自身の目で判断していただきたい。 なお,ここに示してるのは,どちらも楷書のみである。) |
ギリシャ文字 | |
ア | 阿 (こざと偏) |
- | 阿(の左側部分)→ア
( ‛ )→→ア |
阿(の左側部分)→ア
(A)→→ア |
|
あ | 安 | - | 安→あ
(’A。開音節)→→あ |
安→あ
(Aの小文字)→α→あ |
|
イ | 伊 (にんべん) |
- | 伊(の左側部分)→イ
( ‛ )→→イ (Y,I)→→イ |
伊(の左側部分)→イ
(Iの小文字)→イ |
|
い | 以 | - | 以→い
(YI)→→い |
以→い
(IIの小文字)→→い |
|
ウ | 宇 (うかんむり) |
- | 宇(の上の部分)→ウ
( ‛ )→→ウ (W。母音に使う時は「U」「O」)→→ウ |
宇(の上の部分)→ウ
(Uの小文字)→→ウ |
|
う | 宇 | - | 宇→う
( ‛ )→→う (W)→→う |
宇→う
(Uの小文字)→→う |
|
エ | 江 | - | 江(の右側部分)→エ
( ‛ )→→エ(?) ( ’ )→→エ |
江(の右側部分)→エ
(E)→→エ |
|
え | 衣 | - | 衣→え
( ’ )→→え (’E)→→え |
- | |
オ | 於 | - | 於(の左側部分)→オ
( ‛ )→→オ (‛O )→→オ |
- | |
お | 於 | - | 於→お
(’O)→→お (’O。閉音節)→→お (同じく閉音節で作る「を」を参照。) |
- | |
カ | 加 | - | 加(の左側部分)→カ
(Q)→カ (KHA)→→カ |
- | |
か | 加 | - | 加→か
(QA)→→か (KHA)→→か(?) |
- | |
キ | 幾(機) | - | 幾(の真ん中の部分)→キ
(Q)→→キ (Q)→→キ |
幾(の真ん中の部分)→キ
(X)→→キ (KH)→キ |
|
き | 機 | - | 機→き
(QI)→→き |
機→き
(X)→→き |
|
ク | 久 | - | 久(の左側部分)→ク
(Q)→ク (KH)→ク (KHの終止形)→ク |
久(の左側部分)→ク
(G)→→ク |
|
く | 久 | 久→く
(G)→→く |
久→く
(KHの終止形)→→く (KH)→→く (GH)→→く |
久→く
(G)→→く (Gの小文字)→→く |
|
ケ | 介 | - | 介(の全部)→ケ
(Q)→ケ (KHの終止形)→ケ |
- | |
け | 計 | - | 計→け
(Q)→け |
- | |
コ | 己 | - | 己(の上の部分)→コ
(KH)→コ →コ |
- | |
こ | 己 | - | 己→こ
(KH)→→こ |
- | |
サ | 散 | - | 散(の左上部分)→サ
(S,SH)→サ (SA,SHA)→→サ(?) |
- | |
さ | 左 | - | 左→さ
(S)→さ (SA)→→さ (TS)→→さ |
- | |
シ | 之 | - | 之(の全部)→シ
(S,SH)→シ |
- | |
し | 之 | - | 之→し
(S)→→し (TS)→→し |
之→し
C(大文字写本のS)→し |
|
ス | 須 | 須(の右下部分)→ス
(Z)→ス |
須(の右下部分)→ス
(TS)→→ス |
須(の右下部分)→ス
(Sの小文字)→→ス |
|
す | 寸 | - | 寸→す
(SU)→→す |
寸→す
(Sの小文字)→→す |
|
セ | 世 | 世(の真ん中の線を抜かしたほぼ全部)→セ
(Z)→セ |
世(の真ん中の線を抜かしたほぼ全部)→セ
(S)→セ (S,SH)→→セ(?) (TS)→→セ |
世(の真ん中の線を抜かしたほぼ全部)→セ
(S)→セ |
|
せ | 世 | - | 世→せ
(S)→せ(?) (S,SH)→せ(?) |
- | |
ソ | 曽 | - | 曽(の上の部分)→ソ
(TS)→→ソ (TSの終止形)→ソ |
- | |
そ | 曽 | - | 曽→そ
(TS)→→そ (TSO)→→そ |
曽→そ
(Xの小文字)→そ (S)→→そ |
|
タ | 多 | - | 多(の上の部分)→タ
(T)→→タ (THA)→→タ |
多(の上の部分)→タ
(TH)→→タ |
|
た | 太 | - | 太→た
(TH)→→た (TS)→→た (TSA)→→た |
- | |
チ | 千 | - | 千(の全部)→チ
(TS)→→チ |
千(の全部)→チ
(T)→チ |
|
ち | 知 | - | 知→ち
(TS)→ち |
- | |
ツ | 川 | - | 川(の全部)→ツ
(TS)→→ツ |
- | |
つ | 川 | - | 川→つ
(TS)→→つ (TH)→→つ |
- | |
テ | 天 | - | 天(の右下を抜かしたほぼ全部)→テ
(TS)→→テ |
天(の右下を抜かしたほぼ全部)→テ
(T)→テ (Tの小文字)→テ |
|
て | 天 | - | 天→て
(TS)→→て |
天→て
(T)→て (Tの小文字)→τ→て |
|
ト | 止 | - | 止(の右上部分)→ト
(TS)→→ト (TH)→→ト |
止(の右上部分)→ト
(Tの小文字)→→ト |
|
と | 止 | - | 止→と
(TS)→→と (TH)→→と (THO)→→と (T)→と |
- | |
ナ | 奈 | - | 奈(の左上部分)→ナ
(N)→→ナ (NA)→→ナ |
奈(の左上部分)→ナ
(N の小文字)→→ナ |
|
な | 奈 | - | - | 奈→な
(NA)→→な |
|
ニ | 二(仁) | - | 二(の全部)→ニ
(N)→→→ニ(?) (NI)→→ニ(?) |
二(の全部)→ニ
(N)→→ニ |
|
に | 仁 | - | 仁→に
(NI)→→に(?) |
仁→に
(NIの小文字)→→に |
|
ヌ | 奴 | - | 奴(の右側部分)→ヌ
(N)→→→ヌ (NU)→→ヌ |
奴(の右側部分)→ヌ
(N の小文字)→→ヌ |
|
ぬ | 奴 | - | - | 奴→ぬ
(N の小文字)→ぬ(?) |
|
ネ | 禰(祢) | - | 禰(の左側部分)→ネ
(NE)→→ネ(?) |
禰(の左側部分)→ネ
(N の小文字)→→ネ(?) |
|
ね | 祢 | - | - |
- | |
ノ | 乃 | 乃(の左側部分)→ノ
(N)→ノ |
乃(の左側部分)→ノ
(N)→ノ (Nの終止形)→ノ |
乃(の左側部分)→ノ
(N の小文字)→ノ |
|
の | 乃 | - | - | 乃→の
(NOの小文字)→→の |
|
ハ | 八 | - | 八(の全部)→ハ
(H)→ハ |
八(の全部)→ハ
(P)→ハ (Pの小文字)→ハ |
|
は | 波 | - | 波→は
(H)→は |
波→は
(P)→は (Pの小文字)→は (PAの小文字)→→は(?) |
|
ヒ | 比 | - | 比(の右側部分)→ヒ
(CH)→→ヒ (H)→→ヒ |
比(の右側部分)→ヒ
(P)→→ヒ (Pの小文字)→→ヒ |
|
ひ | 比 | - | 比→ひ
(CH)→→ひ(?) |
- | |
フ | 不 | 不(の左上部分)→フ
(F)→フ |
不(の左上部分)→フ
(H)→フ |
- | |
ふ | 不 | - | 不→ふ
(PH)→ふ (PHU)→ふ |
- | |
ヘ | 部 | - | 部(の右側部分)→ヘ
(H)→→ヘ (PHの終止形)→→ヘ |
- | |
へ | 部 | - | 部→へ
(H)→→へ (PHの終止形)→→へ |
- | |
ホ | 保 | - | 保(の右下部分)→ホ
(HO)→→ホ |
保(の右下部分)→ホ
(PH)→ホ |
|
ほ | 保 | - | 保→ほ
(HO)→ほ |
保→ほ
(PO)→→ほ(?) |
|
マ | 末(万) | 末(の横棒二つの部分)→マ
(M)→→マ |
末(の横棒二つの部分)→マ
(M)→→マ |
末(の横棒二つの部分)→マ
(M)→→マ |
|
ま | 末 | - | - | 末→ま
(MAの小文字)→→ま |
|
ミ | 三 | (M)→→ミ | 三(の全部)→ミ
→→ミ(?) |
三(の全部)→ミ
(M)→→ミ (MIの小文字)→→ミ(?) |
|
み | 美 | - | - |
- | |
ム | 牟 | 牟(の上の部分)→ム
(M)→→ム |
牟(の上の部分)→ム
(M)→→ム |
牟(の上の部分)→ム
(Mの小文字)→ム |
|
む | 武 | - | 武→む
(M)→→む |
- | |
メ | 女 | - | - | 女(の下の部分)→メ
(Mの小文字)→→メ(?) |
|
め | 女 | - | 女→め
(M)→→め (M’)→→め (M‛)→→め |
- | |
モ | 毛 | - | 毛(の最上部を除いたほぼ全部)→モ
(M)→→モ |
- | |
も | 毛 | - | 毛→も
(M)→→も |
- | |
ヤ | 也 | - | 也(の左下を抜かしたほぼ全部)→ヤ
(Y)→→ヤ (YA)→→ヤ |
也(の左下を抜かしたほぼ全部)→ヤ
(A)→→ヤ (IA)→→ヤ |
|
や | 也 | - | 也→や
(Y)→→や (YA)→→や |
也→や
(A)→→や (IA)→→や |
|
ユ | 由(弓) | 由(の一部分)→ユ
(Y)→ユ |
由(の一部分)→ユ
(Y)→ユ (YU)→→ユ |
由(の一部分)→ユ
(IU,IYの小文字)→→ユ |
|
ゆ | 由 | - | 由→ゆ
(YU)→→ゆ |
由→ゆ
(IU,IYの小文字)→→ゆ |
|
ヨ | 與 | 與(の右上部分)→ヨ
(E)→ヨ |
與(の右上部分)→ヨ
(Y)→ヨ(?) |
- | |
よ | 与 | - | 与→よ
(YO)→→よ |
与→よ
(IOの小文字)→→よ(?) |
|
ラ | 良 | - | 良(の右上部分)→ラ
(R)→ラ (RA)→→ラ |
- | |
ら | 良 | - | 良→ら
(L)→ら (LA)→→ら |
- | |
リ | 利 | 利(の右側部分)→リ
(R)→リ |
利(の右側部分)→リ
(RI)→リ (LI)→リ |
- | |
り | 利 | 利→り
(R)→り |
利→り
(RI)→り (LI)→り |
- | |
ル | 流 | - | 流(の右下部分)→ル
(RU)→→ル |
流(の右下部分)→ル
(Lの小文字)→ル |
|
る | 留 | - | 留→る
(L)→る |
- | |
レ | 礼 | 礼(の右側部分)→レ
(L)→レ |
礼(の右側部分)→レ
(R)→→レ |
礼(の右側部分)→レ
(L)→→レ |
|
れ | 礼 | - | 礼→れ
(R ’)→→れ |
- | |
ロ | 呂 | - | 呂(の上の部分)→ロ
(RO)→→ロ(?) |
呂(の上の部分)→ロ
(R)→ロ (Rの小文字)→ロ |
|
ろ | 呂 | - | 呂→ろ
(R)→ろ (RO)→→ろ (L)→ろ |
- | |
ワ | 和 | - | 和(の右上部分)→ワ
(W)→ワ (WA)→→ワ |
- | |
わ | 和 | - | 和→わ
(WA)→→わ(?) (W ‛)→→わ (W ’)→→わ |
- | |
ヲ | 乎 | - | 乎(の上の部分)→ヲ
( ‛ )→ヲ (‛O)→→ヲ |
- | |
を | 遠 | - | 遠→を
(‛O)→→を (W ’)→→を (’O。閉音節)→→を (同じく閉音節で作る「お」を参照。) |
- | |
ン | 尓 | - | 尓(の上の部分)→ン
(NN)→→ン (Nの終止形)→→ン (NN)→→ン(?) |
尓(の上の部分)→ン
(N の小文字)→ン |
|
ん | 无 | 无 →ん
(N)→ん |
- | 无 →ん
(Oの小文字。「オーメガ」。 ギリシャ語アルファベットの最後の文字) →ん |
(注:
多くの言語のアルファベットとは違い,ヘブライ語の22個のアルファベット文字には,それぞれに意味がある。
(「漢字になった聖書物語」という記事の,ヘブライ語の22文字のそれぞれの意味を説明した部分を参照。)
たとえば,上記の「対比表」の,カタカナの「ナ」のところで示してあるヘブライ文字「ヌーン」(N)には,実は,「魚」という意味がある。
興味深いことに,ヘブライ語学者の川守田英二博士は,この「ヌーン」(N)というヘブライ文字と,日本語の「魚」との関係を指摘し,次のように述べている。
「古語で魚のことを「ナ」という。ヘブル文字代一四番目の「ナ」という字はヌーン(NWN) a fish という(魚)語から出発していて,シナイ文字即ち最古のヘブル文字は「うなぎ」か「はも」の形から発足している。酒と一緒に食べるから「サカナ」だという説は当らない。他の「主食」と一緒に食べても古語で「ナ」といった。」
(川守田英二著「日本ヘブル詩歌の研究(下巻)」八幡書店,昭和62年(原著は,昭和31年12月)。140ページ。および,80,285ページ参照。))
な【魚】とは,
「(「肴ナ」と同源) 食用とする魚類。さかな。まな。」
「広辞苑」第五版。岩波書店,1998年。)
たとえば,私たちが料理をする時に使う,「まな板」(真魚板)の「な」とは,そういう意味である。
つまり,「魚を料理するのに用いる板」という意味(「広辞苑」第五版)である。
上記の「対比表」を見ていただければ分かるとおり,日本語の文字(カタカナ,ひらがな)は,ヘブライ語[ヘブル語]の文字と「非常に似ている」ことが分かる。特に,「コ」や「ラ」(ら)あたりは,ヘブライ語の文字「そのまま」ではないかと感じる。
だから,「コカコーラ」と書けば,ヘブライ語を読み書きするユダヤ人が,それを「読める」というのは,それほど理解し難いことではない。
この両者の「類似性」に一番最初に注目したのは,ノーマン・マクレオドという名のスコットランド人である。
彼は,明治8年(1875年)に,こう述べていたのである。
「奈良時代に吉備真備 がつくったといわれる片仮名 は,一八六八年に死海の東岸から見つかったモアブ石の文字と多くの点で似かよっている。一見すると似ていない文字も,向きを変えればよく似ていることがわかる。」
(高橋良典編「天皇家とイスラエル十支族の真実―マックレオドの原典日ユ同祖論」たま出版,1997年。21ページ。 原著は,N・マクレオド著「日本古代史の縮図(原題“Epitome of Japanese Ancient History”)」日の出書房,1875年(明治8年)。
ノーマン・マクレオドが,続いて,1878年に出版したその本のための「挿し絵集」は,「[超図説] 日本固有文明の謎はユダヤで解ける」という題で,2004年に徳間書店から出されている。)
今から思えば,まだ江戸時代が終わったばかりの頃(今から130年も前)に,このような点にいち早く気づき,本にしていたとは,マクレオドという人物は,実に驚くべき「洞察力」や「想像力」の持ち主であったと言わざるを得ない。
(注:
「モアブ(の)碑石」とは,
「メシャ碑文とも言われる碑文。1868年にドイツ人宣教師クラインにより死海東方20キロのディーバーン(旧約のディボン)で発見された。最後の数行は破損して失われ,現在は34行が残っている。Ⅱ列3:4に言及されているモアブ王メシャがいかにしてイスラエルからの独立を維持しようとしたかを誇らしげに記録している。したがって,碑文は前9世紀中葉に書かれたもので,その言語はモアブ語と呼ばれるヘブル語に近いセム語である。1958年にヨルダンのアンマンで発見された,非常に短いエル・ケラク碑文を別とすれば,モアブ語の唯一の文献と言ってよい。高さ115センチ,幅60―68センチ。パリのルーブル博物館所蔵。」
「新聖書辞典」いのちのことば社,1985年。1254ページ。
「モアブ石」(モアブ碑石)に書かれている言語は,「モアブ語」,あるいは,「フェニキア語」とも呼ばれ,「ヘブライ語」と非常によく似ていると言われている。(「モアブ碑石」に書いてある文字の形は,「フェニキア・古ヘブル文字」とも呼ばれている。)
モアブ人は,アブラハムの「おい」であるロトの子孫である。従って,モアブ人とイスラエル人は「血縁関係」にあった。
「モアブ語」も「フェニキア語」も「ヘブライ語」も,すべて同じ「セム語族」と呼ばれている。)
さて,次に,日本語のカタカナと,「モアブ碑石」の文字(フェニキア・古ヘブル文字),および,ギリシャ語との「類似性」までも注目したのは,「日本に来た最初のキリスト教徒」という記事でも紹介している木村鷹太郎氏である。
彼は,明治44年(1911年)に,こう述べていた。
「論より証拠との格言あり,謂 ふ,左表に就 て片仮名の本原する所,変化する所,成了せる所を観 よ,日本の片仮名は,明 かに希臘 ,フイニシヤ ,ヒブリュー 字の変化にして,決して支那 文字の偏片より成れるに非 るを知るべし。」
「片仮名の全体,及 び平仮名の或 ものは決して支那 文字に出 でしものに非 ず,仮令 後代支那 字に由 りて字形を修正せしことある如 しと雖 ,其 起原は決して支那 文字に非 ざるなり。」
「然 り,吾人 は「モアビ」(マビ)なる名称と片仮名 との,否 む可 からざる関係を証明するに,目以 つて見る可 き物体を以 つてせんとする者なり。是 れ『モアビ石』(Moabite Stone)なるものにして,ヒブリュー,フィニシア文字を以 つてせる所の三十四行の記録ある玄武 石の碑文なりとす。・・・(中略)
されば今図に出 だす所の此 碑文に就 て見よ,其 文字の如何 に日本の片仮名 的にして,吾人 の片仮名 其 ままの文字を,甚 だ多く此 石板上に発見し得 ることを。」
(木村鷹太郎著「世界的研究に基づける日本太古史(上巻)」八幡書店,昭和58年(1983年)(原著は,博文館,明治44年(1911年))。450,457,458,465~468ページ。
ここに引用した木村氏の文章には,possibleが漢字に「ふりがな」を付けさせていただいた。)
こうして考慮してくると,ヘブライ語[ヘブル語]と日本語は,「少しも似通っている部分がない」どころか,むしろ,両者の間には,非常に多くの“共通点”や“類似性”があることがお分かりいただけたことだろうと思う。
もしかしたら,日本語とヘブライ語は,私たちが思っている以上に,案外「似ている」のかもしれない。
(注:
ある場合には,ギリシャ語とも似ている。上記の「対比表」を参照。
たとえば,カタカナであれば,ギリシャ語の“θ”(テータ)は「タ」に,“λ”(ラムダ)は「ル」に,“ρ”(ロー)は「ロ」に,“ν”(ニュー)は「ン」に似ているし,平仮名であれば,ギリシャ語の“ξ”(クシー)は「そ」に,“τ”(ターウ)は「て」に,そして,ギリシャ語アルファベットの最後の文字“ω”(オーメガ)は,日本語の五十音の最後の文字「ん」に似ている。)
しかし,いったい「なぜ」,こんなにも似ているのだろうか。
この問いに対して,「日本に来た最初のキリスト教徒」という記事でも紹介した,ユダヤ人の言語学者,ヨセフ・アイデルバーグ(1916年(大正5年)~1985年(昭和60年)没)は,次のように答えている。
(彼は,イスラエルで育ったヘブライ語の「ネイティブ・スピーカー」であり,また,言語学者であった。彼は,1963年から「日本語」の勉強を始め,1972年には,日本に滞在し,京都の護王神社で見習いとして仕えていたこともあるようである。)
「カタカナとひらがなの多くが,どうしてヘブライ語の アルファベットとあまりにも似ているのだろうか。 偶然 だったのだろうか。 または,古代日本人はヘブライ文字を知っていたのだろうか。 多くの難問に対する答えには驚くべきものがある。 古代日本人は漢字を使うはるか以前に, ヘブライ文字に精通していた可能性を示唆する 十分な証拠があるように思われる。」 「もし,とてつもない異例な偶然 の一致でもなければ, 「カタカナ」と「ひらがな」の文字の多くは ヘブライ文字から由来したものである。 「カタカナ」はヘブライの楷書と似ており, 「ひらがな」はヘブライの草書と似ている。」 (ヨセフ・アイデルバーグ著「大和民族はユダヤ人だった―出エジプトから日本への道」 たま出版,1984年。136,138,139ページより抜粋。 この本の128-129ページの間には, 「ヘブライ語と日本語の文字対比表」が載せられている。) |
もちろん,ヨセフ・アイデルバーグ氏がここで述べていることは,史実による明確な証文もないので,確かなことは誰にも言えないとは思うが,しかし,「日本に来た最初のキリスト教徒」という記事にある情報なども考慮すれば,この日本に,西暦二世紀から四世紀という非常に早い段階で来ていた,キリスト教徒やユダヤ人たちの「影響」も,決して無視することはできないだろうと思われる。
(平安時代の女性(姫)の素敵な画像は,
「源氏物語と古典こてん~源氏物語を勝手に楽しむ古典フアンのサイト~」様より,いただいてきたものである。)
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